ブラウザで最も良く使う機能、それは検索。あなたはどこから検索していますかという問いかけを以前しました。その頃からいろいろと比較テストや検討を重ねていた結果、ようやく表に出せる形となりました。 現在 Opera では、単純に昔あったという理由だけで何かを復活させるということはしません。この点は大いに誤解されているので声を大にして言います。私たちは真に皆さんにとって使いやすいブラウザとは何かを考えています。 検索のヒント Opera を初めて使う人やアドレス欄から検索をしたことのない方のために、ヒントを表示することにしました。一度使って頂ければ、便利さに気付いてきっと気に入ってもらえると思うからです。今後の正式実装に向けて、ご意見があれば是非お聞かせ下さい。 検索欄 というわけで、Windows 版にだけですが独立した検索欄を復活させました。詳細設定を表示させたオプションから切り替えが可能です。 ミュートの改良 音を止める「ミュート」は広く歓迎されているようです。しかし全てのタブの音を止めるボタンを常時出しておく点に関しては否定的な意見もありました。そこでそのボタンを隠し、代わりにコンテキストメニューから操作出来るようにしました。 基本設定 これまでは flag に隠されていましたが、このビルドから標準で出しました。フィードバックに基づいて少し改良も加えました。 フレームの色 Windows 10 Threshold 2 をお使いの方は、flag の #frame-color-awareness からタイトルバーの色を変えることが出来ます。これはインターフェースの部品は出来るだけネイティブなものを使うという Opera の方針によるものです。 その他、チェンジログや既知の問題をデスクトップチーム blog で確認してからお試し下さい。
今回の developer 版は少し特別なリリースになります。実質的にはベータのブランチからのリリースなのですが名前は developer です。仕上がり具合は十分ベータ品質を満たしていますが、他の事情によってそうなりました。 このリリースで特筆すべき点を幾つか紹介しておきます。 ・ダウンロードのキャンセルボタン Opera でダウンロードを始めると画面右上のダウンロードのアイコンからダイアログが降りて来ますが、そこからキャンセル出来るようにしました。 ・入力したパスワードを保存したくないサイトでの不具合を修正しました。 ・セキュアなサイトでアドレス冒頭の緑のアイコンを開いた際に、暗号強度に関する詳細情報も表示するようにしました。 ・幾つかのコンテキストメニューに関するバグ修正。 ・その他の詳しい修正点は公式チェンジログをご覧下さい。 このビルドの Chromium は 47.0.2526.35 になります。 インストール・リンク Opera developer for Windows Opera developer for Mac Opera developer for 32-bit Linux Opera developer for 64-bit Linux
先月発表された Opera の新しい O マークは既に iOS 用 Opera Mini、Android 用 Opera そして Opera Mini、Windows Phone 用 Opera Mini、コンピュータ用 Opera の各ストリームに行き渡りました。 困難な 17 ヶ月に渡る Opera のリブランディングの過程において、多くの実験を行ってきました。そこでここでは、Opera のクリエイティブチームを率いるアーフィンによる、Opera のブランド再構築の過程をビジュアル面から解説した記事を日本語にしてご紹介いたします。 新しいロゴはこれまで通り赤い “O” 私たちは、余りにも異なった姿に変えることは出来ないと理解していました。信頼性と連続性のためです。 日々、非常に多くの方々が “O” をクリックして下さっていることを承知しております。それを全く別の形に変えてしまったとしたら、それが Opera だと誰も気付いてくれなくなります。お使い頂いている携帯端末の画面上で見つけてもらえなくなったとすると、きっと別のブラウザへ移行してしまうでしょう。 それでも私たちは別のロゴの可能性を追求いたしました。実際にありとあらゆる奇抜なデザインを検討しました。カクテルのように見えるロゴまで作り終えた時、私たちはもうこれで必要な実験は全て済んだと確信しました。 しかし、あらゆることを試してみるというこの実験過程があって初めて、皆さんにとって最善のものを見つけることが可能になるのです。 アハ!体験 実験を進める中で、「これだ!」という瞬間を待ち続けていましたが、それはなかなかやって来ませんでした。そんな時にポータル(入口)というアイディアに行き当たりました。”O” はインターネットへのあなたの入り口、という解釈です。このアイディアを Opera の様々な開発チームや経営幹部に説明しました。直ぐにコンセプトは理解され、ゴーサインが出されました。 見かけを変えるということは、スタイルの進化という側面が主ではありましょうが、それによって伝えられる中身の革新でもあるのです。 基本コンセプトが固まったので、次に私たちはソーシャルメディアで私たちのフォロワーが「輪(ring)」と呼ぶものを作りました。 Anti と DixonBaxi との協力 私たちはブランドの再定義という作業にも取り掛かりました。今日のインターネットに対する Opera の貢献という視点を見直しました。現在 Opera が置かれている現実に適合する新しい外観が必要であるのは言うまでもありません。 この戦略的段階の後、信頼が置けて、立派な仕事をする外部のチームを選定しました。DixonBaxi はロンドンにあるクリエイティブ・エージェンシーで、私たちのブランド戦略を推進する力になってくれました。Anti...