Opera 33: より良いウェブへの貢献
こんにちは、最新のコンピュータ用 Opera 安定版へようこそ。先のバージョンが重点を置いたのはプライバシーは普遍的権利であるということでした。
Opera 33 では、ウェブを出来るだけ多くの人々に届けるというもう一つの重要な側面に注目したいと思います – すなわちブラウザが低速回線や古いハードウェア上でも十分な性能を発揮するようにという点です。
データを圧縮してインターネットをスムーズな速度に
ご存知かとは思いますが、これまで長年にわたり Opera には Turbo モードがあり、低速回線での速度向上に寄与してきました。これは私たちのサーバを経由することにより画像等のデータを圧縮し、ダウンロードを高速化したものです。
未だお試しでなかったなら、Opera のメニューから Opera Turbo のオプションをお選び下さい。ページのレイアウトや操作性に影響を与えることなく、速度だけがよりスムーズになります。
Chromium のメモリ使用量を削減しハードウェアの性能を活用
低速なネットワークだけが問題の原因ではありません – ハードウェアの性能も関係してきます。世界中のユーザが 20 万円もする高性能なラップトップを使っているわけではありません。仕事や学校、図書館、大学や自宅で利用している世界中の多くの人々は、古い機械、少ないメモリ、古い CPU、遅いハードディスクを使っています。
そこで 最初の Chromium ベースのブラウザ、Opera 15 を公開して以来、Opera のエンジニアたちは Google の技術者と協力し、描画エンジンである Blink の性能改善に取り組んできました。私たちが昔の Presto エンジンを古い機械の上でも快適に動作させてきた 15 年にわたる経験を活かして来た様子の詳細を、以下の開発者向けブログ記事でお読みいただけます。
Chromium のメモリ使用量を減らすための Opera の取り組み
より良いウェブのために他のチームと協力
私たちはウェブをより良くするために様々な貢献をして来ました。たとえば Blink/Chromium でのマルチカラムのレイアウトのコードは我々の研究開発部門に属するモルテンによって書かれました。ルネはページのスタイリングに関する速度向上に多くの貢献をし描画の高速化に寄与しました。シグビヨンは間もなく公開される Oilpan project で重要な役割を果たし、メモリの効率的利用に寄与しています。また我々は Blink Chromium のセキュリティとメモリチームでも活発に活動しています。
コードを共有する他の会社と協力し、その上に我々独自のインターフェースや機能を実装するという開発サイクルを短期間で繰り返すことにより、ウェブを全ての人にとってより良くすると同時に、私たちのユーザに高速で最も安全なブラウザを提供し続けることが可能になるのです。