Opera サイドバー・エクステンションを活用して生産性向上
コンピュータ用 Opera 30 からサポートを始めたサイドバー・エクステンションによって、これまで以上に便利にブラウジングを楽しんで頂けるようになりました。
特にノート機能には注目が集まり、既に複数の、それぞれに工夫を凝らしたエクステンションが公開されています。基本的にエクステンションはパワーユーザ向けの機能付加型の小さなプログラムですが、もちろん一般の方にも、使って日々のブラウジングをより快適に、より効率的に、楽しんでいただけるものとなっています。
そこでここではノート機能を提供するサイドバー・エクステンションのそれぞれの特徴を概観してみたいと思います。これは各々に優劣を付けるのではなく、特徴を紹介し、皆さんが自分にとって使いやすいノートを見つける手助けになればということを目的としています。
Classic Notes
Classic Notes は最もベーシックなノートと言って良いでしょう。画面は上下に二分されており、上にノートのタイトルが本文の冒頭から自動的に取得されて表示されます。タイトルを選択すると、区分けされた下に本文が表示されます。
文字選択時のコンテクストメニューに Copy selected to notes という項目が自動で追加されますので、通常はここからノートに貼り付けます。もちろんサイドバーに直接書き込むことも出来ます。タイトルはドラッグ・アンド・ドロップで並び替えることが出来ると共に検索で日本語もヒットします。
V7 Notes
V7 Notes はより本格的なノートと言って良いでしょう。
上下 2 画面は Classic Notes と共通するものの、タイトル上にフォーカスを当てると、記録した本文がポップアップします。またインストール直後から使い方などが多数ノート内に入っていますので、順に読んで行けばより使いこなすことが出来ます。
またメインであるノート機能に加えて、画面の拡大率操作スライダーがサイドバー画面下に付いて来ますが、検索で日本語はヒットしません。
ノートの内容のインポート、エクスポートにも対応している点はプラスでしょう。
Simple Notes
Simple Notes も文字選択時のコンテクストメニューに Copy to Note が追加される初心者向けノートです。上下 2 画面は他と同じですが、文字が比較的大きいので文字通りシンプルなノートを探している方にピッタリでしょう。
Browse++ Sidebar
Browse++ Sidebar はノートと言うよりサイドバーを総合的に活用したエクステンションです。
開いているタブの一覧を表示すると共に、メニューボタンからノート、閉じたタブの参照・操作も出来る高機能が売りです。
日本語の検索もサポートしますが、ヒットした単語を含むノートのタイトルが下画面に表示されるだけですのでそこをクリックして表示させる必要がある点が好みの分かれる所でしょう。
余り多くのエクステンションを入れたくない場合に適していると思われます。
Nano Note
Nano Note は見やすさにこだわったノートで、サイドバーを 1 画面として表示します。ラベルのような表示形式なので、タイトルは付けなくても使えるのが楽でしょう。
このエクステンションの特徴は、タグ付けが出来る点です。また日本語の検索もヒットします。
TaggingNotes
TaggingNotes はタグ付け形式の日本製ノートです。日本語掲示板も用意されていますので様々なアドバイスも期待出来るでしょう。
コンテクストメニューからノートを作成出来る他、タグもそこからも追加出来ます。この形式によるノート管理が気に入る方にはピッタリだと思います。
使い過ぎに注意
エクステンションを入れて追加機能を使うわけですから、当然のことながらメモリもその分だけ消費します。いろいろ試して気に入ったものだけを残して、使わないものは拡張機能の管理(Ctrl+Shift+E) から「無効」にしておきましょう。削除するのはその後で十分です。
タブを 30 と 拡張機能を 12 個入れた時のメモリ消費量はこのようになっています。