Opera と HiDPI
Opera が Blink エンジンを使うようになってから、機能を基本的なものだけに絞ったため一部にはそれなら Chrome を使った方が良いという(わたしたちからすれば)誤解をされる方が見受けられます。
モバイルやタブレット、その他の機器は言うに及ばず、デスクトップ・コンピュータであっても、ユーザの皆さんはさまざまな環境でブラウザを利用いただいております。
特にさほど大きくない画面上で高解像度設定の機器を利用する場合には時として表示される文字が豆粒のようになってしまい、使いにくく不便を感じておられる方もいらっしゃるでしょう。
社内の同僚が最近買ったゲーム用ラップトップは、フル HD なのに液晶が 13インチ程しかなく、高価な PC を買った後に外部ディスプレーを追加するため出費がかさんだとこぼしていました。
Windows には表示画面を常時拡大して表示させる機能があります。100% の他、125% と 150% が指定できます。
その際、一部のブラウザはこの指定に対応できずに常時 100% のまま表示してしまいます。ディスプレー表示を 125% にした場合の様子を比較してください。(画像をクリックすると単独で表示され比較しやすいでしょう)
ここで見て頂いた高解像度対応(HiDPI) は一つの例で、エンジンが同じで単にボタンやタブなどのインターフェースをカスタムしただけの Chromium ベースのブラウザと、Chromium エンジンだけを使いインターフェースやスピードダイヤル、ディスカバー、ブックマークなどを自前で作っている Opera とは、見かけは似ていても基本設計が違うことを知っていただきたいと思います。