iOS 向け Opera Mini 8 が公開になりましたが、お試しいただけましたでしょうか。App store から無料で入手出来ますので、ぜひこの週末にご自身でお試しください。

データ圧縮

Opera Mini 8 には 2 通りのデータ圧縮モードが用意されています。Opera Mini の名前そのままの Opera Mini モードと Opera Turbo モードです。他にデータ圧縮を行わない選択肢もあります。

3 data compression modes

Mini モード

Mini モードは基本的には、これまであった Opera Mini と同様のデータ圧縮モードです。

Opera Mini サーバを経由して通信するこのモードを使うと Opera Mini の全世界 2億 4400万ユーザにあなたのサイトがどう見えているかを確認することが出来ます。ページのコンテンツは Opera Mini サーバ内で最大 90% まで圧縮されお手元の端末へと送られます。端末内の Opera Mini 8 が圧縮されたデータを復元・表示するのがこのモードです。

その結果、ページのダウンロードは極めて高速になり、データ従量制の契約をしている場合や海外旅行時にローミングを利用している場合には、料金の節約が期待出来ます。また IP アドレスは圧縮サーバのものになり、ユーザの所在地はヘッダ内の X-Forwarded-For に示されます。

このモードでの UA は Opera/9.80 (iPhone; Opera Mini/8.0.0/34.2336; U; en) Presto/2.8.119 Version/11.10 といったものになります。

一方、このモードでは SVG はサポートされますが、CSS のアニメーション、グラディアント、ラウンドコーナー等の指定は無視され、アニメーション画像は最初の 1 フレーム目だけが表示されます。一般の動画や音楽も再生されません。

Google Maps もスクロールしませんし、GMail や複雑な JavaScript を利用したページも動作しません。このモードにおける JavaScript の動作に関する詳細は Opera Mini and JavaScript を参照ください。

ページの表示や動作に問題が出るかも知れないが、どんなの通信環境でも全くの空白よりはとりあえず最低限の情報を得られた方が良い場合があります。Mini モードで表示出来なければ他のどの方法でもつながらない、そう考えてくださって結構です。その意味で究極のモードと言い換えても良いでしょう。

通信環境の整った日本国内でお使いの皆さんが Mini モードをどれだけ必要になるかは分かりませんが、海外旅行時のローミング利用の際やネットワークの混雑時、速度制限下でもとりあえず動く、これが Mini モードです。

Turbo モード

新設されたのが Turbo モードであり、Opera が自信をもって常用することをおすすめしたいモードです。Mini モードは圧縮率は高いものの、上記のような欠点を有しているため、「やや通信状況が良くない」程度の環境ではページの再現性にもう少し重きを置いた、もう一つの圧縮モードが求められたわけです。

Turbo モードでは Mini モードとは違い、画像等の圧縮は経由するサーバ内で行いますが、その他の描画は iPhone/iPad 内で iOS の WebKit フレームワークと WebKit JavaScript を用いて行われます。また、暗号化された通信はサーバを経由せず直接端末と交信されます。またルータとの間のようなローカルネットワーク通信はこのモードでは不可となります。

その結果、データの圧縮率は Mini モードより下がり表示するページの内容によりますが 40-50% 程度となります。またネットワーク速度によっては、圧縮サーバを経由するために、表示速度が圧縮無効モードに比べて下がる場合もありますのでご注意ください。

Opera Mini サーバを経由しないため、このモードでの UA は Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 7_1_1 like Mac OS X) AppleWebKit/537.51.2 (KHTML, like Gecko) OPiOS/8.0.0.78129 Mobile/11D201 Safari/9537.53 となります。

このモードが目指すのは、表示の再現性を維持したまま通信データ量を抑制するという欲張りなもので、表示する画像の品質についてはオプションで選択可能になっています。IP アドレスはこのモードでも Mini モード同様に変更されますのでご注意ください。

圧縮無効

一切の圧縮を行わないことも選択可能です。高速でデータ転送量に制限のない環境ではこのモードをおすすめします。UA は Turbro モードと同一になります。

迷ったら Turbo

圧縮モードの切り替えが自動で行われないのは不便だし面倒だというのはもっともな感想です。しかし現実のネットワークは刻々と変化しますし、閲覧するページがどのモードで最適かを判断するのは、そう容易ではありません。

データ量を節約したい、しかし複雑なページコンテンツも利用したい、その様な要望に最も広くお応え出来るのは新しい Turbo モードになります。

迷ったら Turbo モードで Opera Mini をお使いください。Turbo モードで速度低下が気になるようでしたら圧縮を無効にしていただく、これが推奨する使い方です。

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